愛犬と仲良くなる方法
得意技は犬とお話しすること。ドッグトレーニングスクールワラビー園長の座間利恵です。
愛犬と暮していると 飼い方や しつけ方 いつも悩みますよね。
飼い主さんと愛犬さん、双方からの目線で暮らしに役立つお悩みにお答えします。
本日のご相談者は飼い主さん♪
千葉県袖ケ浦市在住、愛犬がなつかないさんからのお悩みです。
お散歩へ行きましょうとリードを持つと、ワンワン吠えながら家中走り回る。
いざ外へ出たら嬉しそうにするんですよ!変な子です。
もうすぐ3歳になりますが、まったくなつきませんどうしたら良いでしょうか?
なるほどです。
それは、とても困りましたね~。
と言うことで、愛犬がなつかないさんからのお悩み、飼い主さんへの「唸り・吠え・咬み」でのお困りでした。
唸り、吠え、咬み、悩んでる飼い主さんは多いのではないでしょうか?
本やインターネットで調べたしつけ法を試して、段々、エスカレートしてきたり
悪循環の連続で、しまいには愛犬を可愛がれなくなってしまうなんてことも少なくありません。
せっかく、愛犬を迎えて楽しい暮らしのはずなのに、可愛がってあげられないなんて悲しくなりますよね。
と言うのも、私も犬のしつけ方を学び始めたキッカケは、愛犬の唸り、吠え、咬みでした。
10年前の私は、うちの愛犬が、なぜそんなことをするのか、まったく理解できず。
- 犬のお友達とは仲良くしなさい。
- 知らない人には吠えてはいけませんよ。
- お手入れして綺麗にしましょう。
などなど、愛犬に人間の理想を、いっぱいいっぱい要求し続けておりました。
愛犬の気持ちには目もくれず、、、人の都合を、知らず知らずのうちに押しつけてしまっていたのです。
そんな関係、上手くいくはずがないですよね。
問題は愛犬たちではなく、私たち飼い主にあったことを認識しました。
唸り、吠え、咬みの改善には、正直、時間がかかるケースが多いです。
何故ならば、愛犬たちには犬なりの理由があるから。
唸り、吠え、咬みというのは「防衛本能」愛犬たちは常に不安や恐怖を表現しています。
今まで、経験してきた不安や恐怖との葛藤を取り去るために、
そのつど、気持ちを理解し対処してあげなければいけません。
そのため、飼い主さんの思いやる愛情と根気も必要になります。
今回のご相談者の愛犬さんは、
※ご飯をあげた時に唸る
それは「所有欲」自分のモノを取られたくない気持ち。
※リードを持ったら吠える
変なモノをもって飼い主が追いかけてくるので怖い。
※撫でてたら急に咬む
気持ちいところもあるけど、、、苦手なところを触られて耐えられない程に嫌だった。
唸る→吠える→咬む、も、愛犬たちの警戒レベルに順次しています。
嫌だよ近づかないで「ウゥ~」→これ以上やると咬むよ「ワンワンワン」→もう無理だ!「ガゥ!!」
このように、愛犬たちは、無用な争いを避けるため、段階的に表現してメッセージを送っています。
愛犬と仲良くなる方法は、愛犬の表現を理解し思いやる気持ちからがスタートになります。
私たち、人間どうしでも同じようなことがよくありますよね。
愛犬が、何を表現しているのか?理解するためには、行動をよく観察し、正常な表現として尊重し安心できるよう対処をしてあげてください。
言葉が通じない分、知能が発達している人間側が愛犬たちに寄り添ってあげなければアンフェアですよね。
それでも、良く分からない場合は、愛犬たちの目線、立場になって状況をイメージしてみましょう。
今でも私は、愛犬たちの気持ちが分からなくなって問題が続くようならば、同じ状況に身をおいてみて愛犬の目線でメッセージは何か?観察してます。
飼い主さんと同じように愛犬さんも、きっと困ってますよ。
人間社会に不安や恐怖を感じている愛犬さんたちには、安心して暮らせるように社会化トレーニングを実施してあげてください。
しつけは、問題を改善するためだけに行うのではなく、予防のために行いましょう!!
愛犬さんのお困り何でもご相談を受け付けております。